相続ブログ

小説

コンパニオン税理士【第六十九話】~反論書の作成②~

2014年09月22日

京都の税理士が綴るリアルな小説「コンパニオン税理士」

【第六十九話】~反論書の作成②~ 

 

週に一度、小説「コンパニオン税理士」を連載しております。

小説といっても、随筆のようなもので、私たちが経験した実話を題材にした小説です。
主人公は安田希子ちゃん。
夜はホステスをしながら、お昼は新人税理士として谷本先生の事務所で働いています。



(このお話はフィクションです。)

 

 
私たちが、買換資産の取得費の教示の仕方が、不適切で、信義に反すると訴えたことに対して、信義則が適用されるためには、

①公的見解の表示があったこと
②納税者がその表示を信頼し、信頼に基づいて行動したこと
③後にこれに反する処分がなされ、そのため納税者が不測の経済的不利益を被ったこと
④納税者の責めに帰すべき事由がないことを満たす必要があるところ

請求人は、本件問合せに対する説明を受けた後、その説明に基づき相続人全員の委任状等を取得する等の行動を行っておらず、原処分庁に対し、本件特例の適用の有無や本件土地及び本件建物に引き継がれた取得費について個別に相談も行っていないのであり、上記②の要件に該当しないから、請求人の主張には理由がない。

おっしゃるとおりかもしれませんが、お役人は一般市民の苦労を知らないのですね。
そもそも、戸籍をあげるとなると、個人情報の関係もあって、本人以外の戸籍はあげられないじゃないですか。
今回の場合、いとこの戸籍まであげていかないと駄目ですし、印鑑証明をもらうなんて、もってのほか。
初めからの無理難題です。
それをしろという方がおかしいと思うのですが…  
今回の場合、取得時の売買契約書が出てきたので、買換えをしていないと十分に推測できたことが失敗だったのかもしれません。
そうでなければ、もっともっとしつこく聞いたのですが。
でも、一般市民は忙しいことを理解してもらいたいものです。  

もう反論することもないので、様子を見ていると、次に、面談のお知らせが送ってきました。先に、電話で都合を聞いておいてのお知らせです。その時までに、釈明事項の回答をくださいとのことでした。



  
…つづく


 
 最後まで読んでくださりありがとうございました!
 
次回は
 コンパニオン税理士第七十話「釈明事項の回答

 
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