他力本願 | ためばな | 京都府向日市の税理士事務所 谷税理士法人

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谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

他力本願

今日は会社HPの自己紹介にも書いている私の好きな言葉【他力本願】についてお話ししたいと思います。
皆さまは他力本願と聞くと、どんなイメージが湧きますか?人に頼って、自分の力で乗り越えようとしない、といったマイナスなイメージが出てくる人が多いかと思います。が、本来の意味は全く違います。

「他力本願」はもともと仏教用語でした。
浄土宗の宗祖である親鸞が「他力といふは如来の本願力(ほんがんりき)なり」という言葉を残しています。
如来の本願力とは、修行や苦行、善い行いを続けた人だけではなく全ての人が幸せになれるよう、阿弥陀如来が慈悲の心で極楽浄土へ導いてくれる力、のことを指します。

つまり、他力とは「阿弥陀如来の慈悲の力」を意味し、
本願とは「如来が全ての人の幸せを願うこと」を意味することから、

他力本願の本来の意味は
如来の力で全ての人が幸せになれる!ということです。

今、一般的に使われている他力本願とは全く違う意味であったことに驚き、またそのギャップに惹かれ、
以来私の好きな言葉は他力本願になりました。

他にも、本来の意味とは変わって使われている言葉がたくさんあると思うので、皆さんも是非、普段何気なく使っている単語の本来の意味にも興味を向けてみてください!




本日の発言者:宮澤
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