谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。
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触れて感じる絵画展
- 2023年12月04日
- ためばな
滋賀県立美術館で開催されている「さわるSMoAコレクション」を見てきました。
彫刻作品など、作品に触れても良い展示会も時おり見聞きしますが、この展覧会が対象としているのは絵画作品です。見えない人や見えづらい人たちも、視覚以外で絵画作品を鑑賞できるよう、「触図」(しょくず)と呼ばれる手指で触ってわかる絵とともに展示されています。触図は、輪郭線や面を凸状に浮きあがらせたり、素材を変えて手触りを変えたりして作品を表現しています。私も目を閉じて触図に触れてみましたが、日ごろ情報を得るのに目で見ることに頼りすぎているのか、触れた指先の感覚から作品の全体像をイメージするのはとても難しかったです。
展示そのものも貴重な経験でしたが、会場で上映されていた触図の作成過程も興味深いものでした。色の表現や画材の質感、作品の大きさなどを、触図を通してどのように体感してもらうかを、作品の製作者と触図の製作者、そして視覚障害のある人が、じっくりと言葉を選び、対話を重ねながら、お互いの認識を丁寧にすり合わせていたのが印象的でした。相手に伝えることの難しさや相手の意図を汲む難しさ、そして表現の面白さを感じられる展覧会でした。
本日の発言者:福島玲奈
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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彫刻作品など、作品に触れても良い展示会も時おり見聞きしますが、この展覧会が対象としているのは絵画作品です。見えない人や見えづらい人たちも、視覚以外で絵画作品を鑑賞できるよう、「触図」(しょくず)と呼ばれる手指で触ってわかる絵とともに展示されています。触図は、輪郭線や面を凸状に浮きあがらせたり、素材を変えて手触りを変えたりして作品を表現しています。私も目を閉じて触図に触れてみましたが、日ごろ情報を得るのに目で見ることに頼りすぎているのか、触れた指先の感覚から作品の全体像をイメージするのはとても難しかったです。
展示そのものも貴重な経験でしたが、会場で上映されていた触図の作成過程も興味深いものでした。色の表現や画材の質感、作品の大きさなどを、触図を通してどのように体感してもらうかを、作品の製作者と触図の製作者、そして視覚障害のある人が、じっくりと言葉を選び、対話を重ねながら、お互いの認識を丁寧にすり合わせていたのが印象的でした。相手に伝えることの難しさや相手の意図を汲む難しさ、そして表現の面白さを感じられる展覧会でした。
本日の発言者:福島玲奈
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