駆け込み需要

谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

2014年02月21日
ためばな

4月から消費税が５％から８％に引き上げになるという事で、予想された通り駆け込み需要が発生しているようです。
目立っているのはやはり自動車販売で、1月の新車販売は前年対比約30％増、内高級車にいたっては、７０％増の車種もあるとの事です。
その他には、当然ながら建設業や、また自動車販売や建設業に関連するゴム製品、金属製品、ガラス製品などにも駆け込み需要が発生しているようです。
また高額商品だけではなく、先日の読売新聞では、日用品等をまとめ買いする動きが出始めており、スーパー各社も消費期限が長い商品の品揃えを増やしているとの記事が出ていました。
人気は、場所を取らず冷凍や冷蔵の必要がない商品で、例えばインスタントコーヒー、スパゲッティ、即席麺や詰め替えタイプの洗濯用洗剤、食用油、調味料等の売れ行きが良いとの事です。
それに加えて消費期限が短い商品の買いだめが想定される3月下旬のスーパーはとんでもない事になりそうな気がしています。
このように駆け込み需要が起こるのは、消費者に「少しでも安く買いたい」という心理が働くからですが、日常必需品を除けばエコポイント終了後の家電商品のように、売れ行きが極端に悪くなり価格自体が下落し、結局終了後の方が安く買えたという事もありますから注意が必要だと思います。
また駆け込み需要は、「需要の先食い」であり、４月以降の先行きは不透明なままです。
４月以降のお客様の業績が心配ですし、資金繰り等にはより一層気を配って行きたいと思います。