熊野本宮大社

谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

2011年09月12日
ためばな

ＧＷに熊野本宮大社に行ってきました。ここは先週台風で大きな被害を受けた和歌山県田辺市に有ります。
そこは日本サッカー協会のシンボルマークにもなっている３本足のヤタガラスをおまつりし、世界遺産にも登録された熊野古道も通じる冷厳あらたかな神社です。
この熊野本宮大社は台風被害でテレビに写されている十津川など山間部からは熊野川の下流にあり、とても広い河原のひらけた壮大な自然のところです
その河原は参拝者のための広い駐車場になっておりまだそこからまだ100m以上も大小様々な石の転がる先をいかないとその穏やかな流れを湛えている熊野川にたどり着かないという、それまで見たこともない雄大な景色を有するところでした。
そんなに川幅があるところなので山間部の大量の雨による土砂崩れをテレビで知り気になったものの熊野本宮大社辺りはあの広い河原に守られていると思ってました。
しかし濁流がその河原を全て飲み込み熊野本宮大社の賑やかな門前町にまで押し寄せ、全国からやってくる参拝者のために整備された道路や周囲の施設を浸水していたのを新聞の一面に知ったときはかなりのショックでした。
昨日は東日本大震災から半年。想定を超える自然災害も映像でみているとついついわかったような気になっていますが事実は予想を遥かに上回っていたんだろうと思いしった気がしました。
不用意な発言で身を滅ぼす政治家もいらっしゃいます。わかっているようでなかなか自分からかけ離れた事柄には思いを至らせるのは難しいと思いますが今一度、日ごろの備えを見直し、他人の痛みに想い至り、日々を大切に過ごしたいと思います。