ホンデリング

谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

2017年10月27日
ためばな

　皆さんは「ホンデリング」という言葉をご存知でしょうか？
　これは、本を寄付して、その本を売った資金で犯罪被害者のかたの支援を行うという活動です。2011年に全国犯罪被害者支援ネットワークが活動を始め、ＨＰによると昨年途中までで約40万冊（金額にして約800万円）の寄付がありました。集まった資金は、転居を余儀なくされた被害者の方の転居費用や、裁判所への付き添いなどに使われます。2000冊ほど集まったら転居費用が出て、4000冊ほど集まったら法律相談を充実させることができるようです。
　寄付は個人でもできますし、自治体や企業で取り組んでいるところもあります。取り組みが認知されるにつれ各地に支援の輪が広がり、京都市でも4年前から京都市犯罪被害者支援センターで取り組みが始まりました。今は府庁の相談センターにもホンデリング用のボックスが置いてあるそうです。
　昔から秋の夜長には読書をと言いますが本が好きでも保管場所の関係で持っていられないことがあります。私がこの活動を知ったのは思い切って整理してしまった後でした。整理するには古本屋やネットで売る、古紙回収に出すなどの方法がありますが、ホンデリングという方法もありますので、これから年末に向けて整理を考えている方、気軽なボレンティアに興味がある方は選択肢の一つとして考えてみてください。