フィルターバブル | ためばな | 京都府向日市の税理士事務所 谷税理士法人

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谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

フィルターバブル

今回はフィルターバブルについてお話します。
 
皆さんの中にも「フィルターバブル」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
そうではない方に簡単に説明しますと、インターネットで入手する情報が、利用者の検索履歴や趣向などのフィルターにかけられることで、まるで泡の中にいるように利用者が好ましいと思う情報ばかりが選択的に提示され、不都合な情報が入ってこないことをいいます。
 
例えば、消費税増税について、増税反対!という人が似た立場の意見をネットで集めようとする場合、検索結果がどんどんとその人に最適化されますので、検索するごとに反対意見の提示される割合が増加します。
そうなると、その人には増税に中立の意見や、賛成の意見が表示されなくなってしまいます。
 
これを突破する方法は、本当に基本的なことですが、自分の考えと異なる立場の意見も積極的に集めようとすることです。
そうすると検索システムが「この利用者は様々な意見を集めようとしている」と学習しますので、より偏りの少ない情報が表示されます。
 
これまで、インターネット上のフィルターバブルの話をしましたが、普段の生活でも、自分に好意的な情報だけ知っておけばいい、という傾向を持っている人は一定以上いるそうです。
NHKが行った、「自分の好きなものに対する情報や他人の意見について、好意的なものだけ知りたいか、否定的なものでも知りたいか」という調査があります。
私も驚きましたが、16歳から19歳の若者のおよそ6割、60代の方でも3割近くが、「好意的なものだけ知りたい」と答えたそうです。
 
ただ、そのようにフィルターをかけてしまうと視野が狭まり、正確な判断もできなくなってしまいます。
 
そうならないため、一方ではなくどの方向からも情報が入ってくるように
アンテナを張っておくよう意識することが重要だと思いました。




本日の発言者:山脇
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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