嗅覚と記憶 | ためばな | 京都府向日市の税理士事務所 谷税理士法人

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谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

嗅覚と記憶

梅雨明けも近づき、草が蒸すような臭いがすると夏がきたなぁと感じます。
本日は嗅覚と記憶について面白い記事を見つけたのでご紹介します。
 
嗅覚は五感の中でもっとも直接的に本能と情動に働きかける感覚だということが、最近の研究でわかってきたそうです。匂いを嗅ぐと、その信号が神経を伝って、脳の中で本能や情動をつかさどっている辺縁系に到達します。他の感覚も同じように辺縁系に向かいますが、嗅覚はもっとも到達速度が速いため、本能や情動に訴えかけやすいそうです。また、嗅覚だけが情動や記憶に直結する神経回路を持っており、さらには内分泌ホルモン系にも作用することがわかってきたそうです。
「におい」は古い記憶や喜怒哀楽の感情を強く引き出す、五感のうち、嗅覚が最も感情をゆさぶるとまでいわれます。
「おいしい!」という感情をおこす「味覚」も嗅覚と密接な関係にあり、「おいしい」と感じるのは味だけでなく「におい」も大きく影響しているそうです。
においと結びついた記憶は他の記憶よりも強く残るということを実験したテレビ番組があり、テスト勉強で漢字を覚える際にコーラの香り付消しゴムを使うのと使わないのとでは、正答率が「使わない」:75%、「使う」:83%、という差が出たという結果が出ているそうです。
また、嗅神経細胞は、加齢によってなくならない細胞です。他の神経は18歳以降は少なくなっていき、新しく作られることはないのですが、嗅神経細胞は人体の神経の中で唯一、生涯にわたりどんどん生まれ変わっていくという特徴を持っています。もちろん、老化現象として神経全体の数が減っていくので、嗅覚の感度も劣ってはいくのですが、経験によってカバーできるのは五感のうち嗅覚だけだそうです。
 
普段何気なく感じている匂いですが、少し意識してみると面白いなと改めて思いました。
 




本日の発言者:難波江
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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