20年後の介護保険 | ためばな | 京都府向日市の税理士事務所 谷税理士法人

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谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

20年後の介護保険

新聞記事で、介護保険制度が平成12年にスタートし、この4月で20年を迎えたとの記事がありました。
その中で、介護保険が始まった平成12年から平成30年の間で高齢化の状況がどのように変わってきたのか、統計から今から20年後の令和22年にはどう変わると予想されているかが纏めてありましましたので、ご紹介させていただきます。
 
まず、高齢者人口ですが、
平成12年は2,204万人だったところ、平成30年は3,557万人とおよそ1.6倍に増えています。
令和22年の高齢者人口は3,921万人と予想されており、これまでの20年と比べると今後の増加率はさほどではなさそうです。なお、高齢者人口は令和24年にピークを迎えるとされています。
 
次に、要介護認定者ですが、
平成12年では218万人、平成30年は644万人と、約20年でおよそ3倍に増えました。
令和22年の予測では988万人とされており、高齢者の4人に1人が要介護認定者になると考えられています。
令和22年の日本の総人口が1億1000万人と予想されていますので、これまでの二つから、令和22年はおよそ3人に1人が高齢者、11人に1人が要介護者となるだろうと言えそうです。
 
介護保険の総費用は、
平成12年は3.6兆円、平成30年11.4兆円となっており、令和22年では27.6兆円ほどかかると予測されています。
 
実際の一人一人の負担として、65歳以上の月額介護保険料を見ますと、
平成12年の2,911円から平成30年は5,869円と上がり、令和22年では9,200円となる見通しとのことです。
 
このような将来に向けて、介護保険が直面している問題は大きく分けて2つです。
①お金の問題――国民一人当たりの介護サービス費用の負担がさらに増えること、仮にこれ以上費用負担の増額ができなければ、サービスを縮小しなければならないこと。
②働き手の問題―就業人口が少なくなるため、介護サービスの現場で働く人材がさらに不足すること。
 
これらの問題に対して私たち一人一人が何ができる、というわけではありませんが、
将来このようなことになると判ったうえで準備をしてゆく必要があるとあらためて思いました。




本日の発言者:山脇
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