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『便利なインターネットが人間の脳を退化させる?』

今日はインターネットで見て自分にもあてはまると思った、「便利なインターネットが人間の脳を退化させる?」という記事を紹介したいと思います
http://www.j-cast.com/kaisha/2010/07/12070831.html
この記事によれば、 最近、「もの忘れがひどい」「簡単なことが思い出せない」といった症状を訴える30代、40代の働く人が増えているそうです。
私自身も、お客さまに電話をかけた時に、顔や声は思い描けているのに名前が出てこなかったり、PCの管理表に記録するときに、ほんの1時間前にしていた作業をすぐに思い出せなかったり、普段無意識にしていること、例えば車を降りた後にカギをかけたかどうか不安になって再度確認したりということが増えてきています。
以下HPの記事の引用ですが、
脳神経外科専門医の築山先生によると、ボケというのは、必ずしも年齢だけの問題ではなく、若くして「自分の脳を使っていない」または「使い方が偏っている」ことも原因になるそうです。
自分の脳を使っていない状態とは、本人も気付かないうちに「何か」をしなくなっていることが考えられます。
また、ITの発達によって私たちの生活は飛躍的に便利になりましたが、それと引き換えにしなくなった「何か」が増えています。インターネット、携帯電話、カーナビなどの道具が、私たちから「探す」「迷う」などの機会を奪っているのかもしれません。
とあります。
振り返ってみると、携帯電話を持っていなかった時は、友人の電話番号は全て覚えていましたが、今は自宅や谷事務所の電話番号しか覚えていませんから、携帯を忘れて外出すると恐ろしく不便なことになります。
またお客さまからの質問も、インターネットで検索すればある程度のことはすぐにわかってしまいます。
もちろん、その答えの裏づけを取るために条文や通達を確認したり、たくさんありすぎる情報を整理したり、ただの情報を知識・知恵に昇華させたりという作業は当然必要ですが、回答に達するまでの時間が短縮されていることは間違いありません。
そういう状況でお客さまもインターネットですぐに調べられますから、インターネットで検索してもわからない質問をされるようになってきます。
そんな時は自分で一から条文や通達を見て考えたり、本屋さんをハシゴしたりと普段楽をしている分時間がかかりますし、疲れてしまいます。
このように、パソコンや携帯電話を使うことで、仕事を効率的に行うことができ、日常のいろいろな手間を省くことができているのですが、引き換えに、「考える」「記憶する」という力が退化してしまっているというのは当たっているような気がします。
あと10年、20年したらどれだけ能力が低下してしまっているのか心配になります。
とはいっても、20年一昔前のやり方に戻すことはもうできませんし、普段楽をしている分それを補うこと、例えばゆっくり本を読んで考えたり、人とたくさんの会話をしたりして脳を意識的に使っていかなければならないなと思いました。
林田本日の発言者:林田

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