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谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

企業研究者のメリット

2019年12月10日にストックホルムでノーベル賞の授賞式が行われました。
日本からは吉野彰さんがリチウムイオン電池の元となる電池を開発して
ノーベル化学賞に選ばれました。
 
日本のノーベル賞受賞者は、これまで1949年受賞の湯川秀樹氏から2018年受賞の
本庶佑氏まで、アメリカ国籍を取得した人を含めて計26名の方が受賞されており、
吉野氏で27人目の受賞者となりました。
 
また、吉野氏は日本ではまだまだ珍しい、企業での研究成果が評価された方です。
日本全体の研究者のうち6割近くが企業に所属する研究者と言われています。
ただ、ノーベル賞を受賞された方のほとんどが大学の研究者です。
 
大学の研究者と比べた企業研究者の利点を二つ、
同じく企業の研究者でノーベル化学賞を受賞された田中耕一氏が述べられています。
 
一点目は将来利益が出て社会に貢献できるかもしれない研究であれば、
予算に縛られる大学よりも長期を見通して研究を進められること。
二点目は一見失敗になる事象であっても、企業では何かの役に立つかもしれない、との発想から、
周囲の他の分野の研究者や企業、大学等からアイデアを得られ、成功につなげやすいこと、だそうです。




本日の発言者:山脇
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