キャッシュレス化 | ためばな | 京都府向日市の税理士事務所 谷税理士法人

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谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

キャッシュレス化

 最近の子供のお小遣い、親がどうやって渡しているかご存知ですか。
先日、私の担当先の社長から息子の小遣いをペイペイで送金していると聞かされ驚きました。
ペイペイでの送金が基本的にペイペイアカウントを持っている者同士であればできるらしいのです。これならば、いちいち小銭を渡す必要ないし財布にお金が入らないから盗られる心配も無いということです。体育の授業時間にお金が盗まれるなんてことが無くなるのです。また、購入履歴が残るので親も子も何に使ったかわかるので、それぞれがお小遣い管理しやすいのも良いみたいです。セキュリティさえしっかりしていれば、逆に安全で使い勝手がいいのかもしれません。但し、実際にお金を出して払わないので金銭感覚が麻痺して簡単に使ってしまうデメリットもあるようです。
 このキャッシュレスによる送金システムを私達の給与にも導入をする動きが政府のほうであるようです。
 スマートフォンの決済アプリなどで受け取れる「デジタル給与」の解禁を検討しているとのことです。キャッシュレス決済の利用拡大や、外国人労働者の利便性を高める狙いがあるようです。実現すれば、給与は企業から従業員のスマホのアプリに送金されます。「ペイペイ」や「楽天ペイ」などか代表的なものとなります。給与を引き出すためにATMに行く手間が省けるほか、買い物や公共料金の支払いなどもスマホで行いやすくなるというのです。また、政府は、銀行口座の開設に手間がかかる外国人労働者のメリットも大きいとみているようです。この外国人労働者の口座開設、担当先の人材派遣会社の社長によると結構大変みたいです。開設に消極的な金融機関が多い中、今は何とか退職する時には解約することを条件に開設できているとのことです。
 しかしながら、この「デジタル給与」を実現するには、法改正、安全性や補償等をどうするかまだまだ議論を重ねないとならない部分は多いようです。
 コロナ禍の中、できるだけ現金に触れないでいたい人が増える傾向も後押しし、会社から社員のスマホ決済アプリへ給与が送金される日が近い将来くるかもしれません。
 




本日の発言者:吉田
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