嵯峨野の店

谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

2013年05月30日
ためばな

　10日ほど前に娘が学校の校外学習で嵯峨野に行った際、見つけたお店に行ってきました。その店の前には大きな「だるま」が飾ってあるお店でその「だるま」はまつ毛と口髭が非常に長く、顔が隠れるくらいです。店構えを見ると何のお店かわかりません。
　店の前にはお茶が少し並べてあるだけでした。中に入ってみると、草木染の小物が少し並んでいました。硝子戸の中では店のおばさんが石臼でお茶葉を引きながら、お客さんと談笑されています。「お茶を飲めますか」と尋ねたら、前のお客さんがお茶を飲み終わってから、私たちの番で、お茶を用意してくださいました。お茶葉も100グラム7,000円とかで、その茶葉を石臼で20分ほど石臼で曳き、粉にしてからお抹茶を自分でたてて飲むという、独特なものです。お店のおばさん曰く、その店は実はお茶染めの着物の店です。お茶も宇治の上林家のものだけらしいです。
　例の独特のだるまが、テレビに出たりして話題になり、着物を扱うだけの店が、お茶の接待もしようということになったようです。お茶は１杯500円なので、儲けがあるのかと不思議ですが、のんびりした雰囲気でおいしくいただいてきました。京都の観光地にもこんなのんびりしたお店があるのかと、楽しめた一日でした。