谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。
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空を見ると目が良くなるかも
- 2019年12月09日
- ためばな
近視で眼鏡やコンタクトレンズを使っている人の中には、本当は近視ではない、という人がいるらしく、そういう人は、空を見るなど目をトレーニングすると「近視」が改善されることがあるそうです。
テレビやパソコン、スマホなどを長時間見続けていると、目のピントを調節する『毛様体筋』という筋肉が緊張して、一時的に近視のような状態になることがあります。これを疑近視とか仮性近視と呼び、目を休めたり遠くを眺めたりして緊張が解けると近視は改善します。
しかし、目を休養させないと偽近視が続きます。その状態で視力を測定すると、「0.3」などと近視の烙印(らくいん)を押されて、眼鏡やコンタクトレンズを使っているうちに本当の近視になってしまう、というのです。
20歳以下のおよそ8割が近視という台湾で、近視を予防するために体育の授業を屋外で週150分行ったり、理科の授業で屋外観察したりした結果、7年間で視力0.8未満の小学生の割合が5%以上減った、というのです。
教室内の授業では、本やノートなどを手元の近いところで見ますから目は緊張を強いられます。屋外に出て遠くのものを見れば、目は緊張から解放されて偽近視が改善されるのです。また、屋外で光にあたること自体に近視抑制効果があることも分かってきています。
では、大人の場合はどうしたらよいのでしょうか。
眼鏡やコンタクトレンズを使っている人も、裸眼で遠くの空や建物などを見ることで近視が改善することがあります。視力が0.3だった人が、眼鏡をとって空にある雲や星を眺めているうちに視力が1.0に回復した例があるそうです。
ただし、漠然と空を見ているだけではだめで、見るための目標物(視標)が必要です。空を見る時に、その中の特定の雲や星を見るようにすると効果的です。
空にある雲や星、もしくは遠くの建物などを裸眼で5〜10分間眺め、日常生活でも支障がなければ眼鏡やコンタクトレンズを使わない習慣をつけてみてください。
偽近視であれば、近視がよくなるかもしれません。たとえ近視が治らなくても、視力は上がるかもしれないので一度試してみてはいかがでしょうか。
本日の発言者:松本
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